雨竜沼湿原に行ってきた。
12時間歩きづめ・・・・
まとめました↓
[秋][でかける]今日の雨竜沼2
テントから這い出したのは朝の3時過ぎ。空に三日月やオリオン。月がでているのに天の川が明るい夜空というのは北海道に住んでいてもそうそう見られない。「こりゃすっげー朝焼けになるぞ♪」と喜びつつ、暗闇の登山道を歩き出す。
熊が恐いので、道すがら「ゃあっ!」とか「とぉーっ!」とか裏声混じりに叫んだり、「あるうひ、あるうひ、もりのなーか、もりのなーか」とかベタな歌を歌いながら歩いたのというのは、みっともないからここでははぶいとこう。*1
それから1時間。
湿原入り口のテラスですっ転んでしりもち。木道がやけに白いなとは思っていたが霜で凍りついていたのであった。一瞬びっくりしたけど、30年くらい昔の北海道なら体育の日に霜が降りても当たり前だったよなと思い直す。
この頃から霧が出始め、しかも青くならない、鬱になりそうなグレーの霧で、展望台まで行けばマシになるかな?と撮影をせずに黙々と歩く。
展望台周辺からの景色。展望台は崩れかかっていて立ち入り禁止。
休憩がてらにしばらく待ってみたけど、あまり良い感じの霧にならないので諦めて、次へ進む。
次の目的地は南暑寒別岳。
どんどん明るくなってきて時折晴れ間ものぞく。
道中はこんなふうに登山道の左右が背の高い笹に覆われているので展望はあまり良くない。
さらに山頂でむごい仕打ち。
ものすごいスピードで谷間から駆け登ってくる雲で何も見えず。気温は間違いなく10℃以下。
あ・・・
[秋][でかける]今日の雨竜沼3
うはー♪谷間が晴れたら凄い景色。
いやーいいもん見れた。静止画では到底伝えきれないすよ・・・
さて、下山。
行きにこの時期の湿原がただの茶色い原っぱだというのが充分わかったので、下山は黄葉を楽しみつつのんびりと。
[秋][でかける]今日の雨竜沼4
しかし近視的に黄葉を撮るのなら、そこらの裏山で撮ったものとなんら変わらないのである。
うっかりたくさん撮ったけどさ
唯一持って帰りたいかも?と思った倒木の盆栽。
再び展望台。すでに12時を回っていて、ここに降りてくる間もたくさんのハイカーとすれ違う。湿原からも続々と人が上がってくる。雨竜沼湿原は札幌から近い事もあって人がたくさん来るね。夏の行楽シーズンは車を停める場所が無くなって駐車場までの林道が埋まるそうだ。
ここは花が咲く季節でないとやはり寂しい場所。
湿原内の木道は輪を描いていて一方通行。1周400メートル4キロメートル、約1時間也。