今日の利尻3

原子力発電所は原子力そのものが発電しているわけじゃなく、言って見ればヤカンの火みたいなもので理屈は凄い原始的なわけじゃない?そんなたかだかヤカンの火をろくに制御できない、もんじゅにしろ福島にしろ壊れたらどうしたらいいかわからない、廃棄物の処理ができないから保管するしかないとか言うのだったら、これまで原発を反対してはいなかったのだけど、そりゃまあ現時点ではこれ以上進めるべきではないとも思う。

じゃクリーンエナジーの代表格みたいな風力発電はどうかというと…

苫前や宗谷丘陵に見られるこんな風景は、確かに未来的なイメージで、初めて目の前にするとその壮大さに圧倒されるのだけど、案外すぐ飽きる。やはり不自然で鬱陶しい。そのうえこういう話『このまま風力発電所を増やし続けても実は化石燃料の削減には全くならないのです。』を目にするとだ…景観を少々犠牲にしてでもクリーンエナジーを手に入れるためならしょうがないという納得の仕方は出来ない。
おまいら、世の中は金が回る仕組みを考えるヤツが歓迎されるとは言っても、まやかしのサイクルを生み出すのはぼちぼちいい加減にしたら?

宗谷丘陵は広大な牧草地帯。
ついででエゾシカの食糧地帯でもある。
去年の宮崎での口蹄疫騒ぎは本当に冷や冷やした。GWの、人があちこち出入りする時期に時の農相赤松大臣は何の交通制限も行わなかったから、口蹄疫は日本全土に広まる恐れもあったのだ。北海道はどこの牧草地もこんなふうにエゾシカが出入りするのだから、ひとたび口蹄疫が広がり出したら、どんなことになるやら…

日本最北端の宗谷岬から稚内市街地へ向かう途中。
利尻島が巨大に見える。