今日の準備


黒岳は、層雲峡温泉街からロープウェイとリフトを乗り継ぎ、7合目から頂上までは1時間20分ほどでたどり着けるけっこうお手軽な山。*1

気楽さや、季節を選べば花に囲まれながら頂上まで楽しんで登れる、頂上からほんのちょっと足を伸ばせば本格的登山の世界をかいま見られるなど、山のいいとこ取りのようなところがあるので気に入ってしまう人が多く、その日出会った老夫婦も、昨年の花畑が忘れられず、今年は黒岳石室(山小屋)泊まる事にしたと話していた。ただ昨年の6月は異常な暑さで開花が早かったので、本来のピークはもう1週後くらい。

黒岳石室のキャンプ場で少年たちのスキー合宿!!!そんなにか、そんなにスキーが好きなのか!

おわかりいただけたろうか?↑
8月に利尻山へ上がるので過不足を確認するため*2に利尻へ上がるつもりの装備で上がる。通常の装備にカメラ、レンズが加わるとけっこうな量に膨れ上がるので、「今日はどちらまで行かれるのですか?」と頻繁に聞かれる。丁寧語である。黒岳は大雪山連峰への北の入口にあたるので、ここからさまざまなルートが伸びている。脚力次第で十勝岳までの縦走も可能なので、なんだか荷物の量で「格」の上下があるような感じもする(笑)
「今日は練習でして、日帰りなんです。余計な荷物ばっかりなんですよ。」と照れ笑いしつつ答える。

真夏の黒岳へ上がるなら、頂上からほんの少し*3足を伸ばして黒岳石室まで行く事を強く強く強くお奨め。寒いくらいの涼風と、よく冷えたビールにありつける。中ほどにあるのが黒岳石室。トイレ、キャンプ場、宿泊設備あり。水あり。*4

*1:もちろんお手軽とは言ってもトレッキングシューズやカッパなど、山へ入るための最低限のものは必要

*2:なんせ登山は初心者

*3:20分

*4:沢から汲み上げてタンクに貯めるタイプで要煮沸