5日朝のサロマ湖入り口。昨夜はひどい強風で夢見も非常に悪かった。 人殺しになった夢を見たのだ。 ・・・・・そりゃ殺した方が上手くいくとは言ったけどよ、実行したのはお前なんだからなぁ。捕まるまではまあ面倒見てやるけどよ、知らんよ?」と隣に座る兄貴に念を押された。兄貴には女が楽しそうに抱きついていた。そうなのだ。あの老婆に手を下したのは確かに俺なのだ。 「ねぇ!どうすんのよ?ねぇっ!!きゃははははっ!!」 「おう、どうすんだよ?これからよぉ。おめどこに隠れるよ?」 そこでパカッと目が覚めたものの頭はまだ夢の中で、テントの天井を見つめながら悲痛な気持ちで「本当に俺はどうしたらいいんだろう?もう俺は陽の当たるところに・・・・・」と考えたところでようやく気が付く。 「は?なに?ここはどこ?」 深夜の能取岬はごうごうと風が鳴り、テントはドババドババと揺れていた。 人を殺して「しまった」人は、捕まるまで皆こんな気持ちでいるんだろうか?? ずいぶんな夢を見たものだ。2つ下の「その2」のコメントであとむ嬢が言っているように第一幾品川橋梁で何か憑いてきたのかもな? |