今日の糠平

タウシュベツ橋梁が良い塩梅のようなので撮影しに行った。



糠平を直接目指すのは初めてなので改めて検討したら、なんだ近いじゃん。指コンパスで富良野と同じくらい。
朝一で床屋に行き、ちょっと早い昼飯を食って、帰りが日没後では寒くなるだろうとフリースやオーバーパンツをパニアケースに詰め込み、隙を見て外に逃げ出した猫の「らら」を追っかけ、なだめ、なぜ外に出てはいけないかを言って聞かせると、猫は猫なりにきまりが悪い思いをしているのか、さっき猫草をたっぷり食べたばかりだというのに、しきりに周囲の草を齧って見せたりして、そのしぐさがまたすねて「の」の字を描いている子供みたいでとても愛らしく、猫エイズとか蔓延していなければ自由にさせるのにと不憫に思いながら家につれ帰り、やれやれとお茶を一杯飲んでから家を出たってまだ13時半。


その上情報収集のために寄った「三股山荘」に着いたのは15時半。2時間で着いてしまう距離だったか?・・・ま、いいや。



到着したものの時間的に早いのでしばらくうろつく。有名なのはタウシュベツ橋梁だが、それ以外にもあっちこっちに大物や小振りな橋梁があり、まだ草が茂っていない今の時期は道路脇を見え隠れする鉄道痕を横目に走っていればすぐ見つけられる。
三国峠周辺はまだ雪が残り、肌寒い。


旧幌加駅。当時の線路やポイントが残る。
国道側から見たタウシュベツ橋梁
プチ橋梁。そのそばに鹿の死体。そういえば今日はなぜか鹿が異常に多く、道路脇に集団で出現。数えていないが見かけた鹿の数は30頭を下らない。鹿肉食いてえなあ・・・


うろうろしていたらなんと、手入れして遊歩道にする予定の橋梁発見!!50年前に建造したにしてはえらく保存状態が良い。うんうん。1個ぐらい渡れる橋梁があった方がいいだろうね。まだ通っちゃダメらしい。
さてぼちぼち良い時間になってきたので撮影開始。とはいえ橋の周囲に水気がない。この橋梁はある程度映り込む水面がないと、本当にからッからで荒涼として見えるが、それはそれとして、この時期でなければ撮れないアングルを探して明るいうちに湖底をうろうろ。
周囲は人っ子一人いない・・・・・

18:30を過ぎるとじわりと暗くなり出す。

「夕方行くんですかー?10日前にあそこで熊がでたんですよー」
三股山荘のお姉さん(きれい!)が言っていたのを思い出す。熊よけの鈴は当然つけているし、熊撃退スプレーやナイフも臨戦態勢にしてあるが、ここいら辺の歴史を少し知っている者としては怖いものがもうひとつあって・・・・うにゃむにゃ。

霊感ゼロなのが救い。

俺一人かと思っていたが他にも撮影している人がいた。(熊に襲われる危険が分散されるので)がぜん心強くなったが、もう撮影タイムもおしまい。今度は7月か8月か?もう少し水面ができてから。
当たり前ですが、夕刻や明け方にここへ来るなら、熊よけの鈴を忘れずに・・・