そこにいるのは・・・・ コロボックルのおぢちゃんです。 tettじゃないかって?気のせいです。 コロボックルのおぢちゃんなんですよ、わかりましたね?(念を押す) 雪解けの時期になると冬眠から目覚めてお仕事を始めます。黒眼鏡なんかかけてちょっと人相が悪いですね。でも話してみるとちょっぴり寂しがり屋でシャイなおじちゃんだったです。 おじちゃんが何をしているのかというと、実は「角砂糖」を作っているんですね。え?わかりませんか? |
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おじちゃんの周囲にある白いものはぜーんぶお砂糖♪お さ と う な の。 わかりましたね? 中でも道北産の砂糖はたいそう質が良いと評判なのですよ。かの「日甜」もこの町に工場を建てているくらいですからどれくらい上質か想像できるというものです。 こうやってスコップで切り出して行きます。 |
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そこら中砂糖だというなら手間をかけずにとにかく出荷すればいいじゃないかって?ええ、まあそれでもいいんですけどね。そこはそれ。そういうのは大手に任せればいいわけじゃない?「北海道のコロボックルが切り出した角砂糖」てところに商品価値があるわけですよ。実際、末端価格はかなりの金額で取引されてます。 さ れ て る の。 (画像クリックで10MB動画) 一生懸命やってますねー♪でもこの中からよりわけてスコップで形を整えて、出荷できるのはごくわずか。角が著しく欠けていたり、汚れが付いているものは崩されてただの砂糖として業者に引き取られます。 |
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え?この面を整えれば完成?そうだね。 わざわざ見せてくれてありがとう♪ 角砂糖の大きさから、彼がどれくらい小さいかわかりますね。 わ か り ま す よ ねっ? |
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この作業、コロボックルにはかなりの重労働です。ちなみに彼の後ろにまとまっている「削りカス」ちょっと茶色いでしょ?実はこれがおしるこに使うとおいしい「三温糖」になるんですよー。もう少し季節が進むと今度は黄色いザラメ糖が登場します。 このようにしてコロボックルのおぢちゃんは行者ニンニクの季節までの生活費を稼ぐんですね。は?うん、この頃はね、コロボックルも何かと物が入用だから、少しはお金が必要なわけさ。それにしてもいやーうらやましいっ。現代人が忘れてしまいがちなゆったりとした時間がここでは流れています。花粉も全然ないしね。 ではごきげんようーっ♪ |
[晩冬]今日のコリドー3
・・・・・・ てなことを考えながらでもないと、この作業はとてもとても・・・・ 無我の境地?無理無理。俗人には無理だっつーの。 |
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おわんねー。 時速60センチの世界・・・ |