今日の暑寒別岳4


八、九合目からやや急な登り。ケリを入れてもトレッキングシューズの先が食い込まないほど固く凍った斜面で、歩く場所を選ばないと滑落してしまいそう…膝まで埋まる程度の雪ならむしろ楽に登れた場所。

そうして山頂へ到着。茶色い平原は、かの「雨竜沼湿原」。登山ルートとしては繋がっていて、見た目はすぐそこ。ひょいと渡れそうに感じる。そのはるか向こうに大雪山連峰。

海のそばにある暑寒別岳の山頂は大変見晴らしがよく、この日のように晴れていれば、石狩湾を挟んで小樽や余市のある積丹半島が見える。

おまけ。幽体分離しかかっている山頂の標(笑)何度見ても霧氷が風が吹いてくる方向に成長するとは信じがたい。

凍結した山頂の祠にここまでの無事を感謝し、下山も無事に終えられる事を祈って立ち去る。次に登るときは増毛の地酒「国稀(くにまれ)」をお供えしよう。
しかしここも朝日、夕日狙いで滞在したい所だなぁ…−20℃を耐えられる装備をそろえれば可能だろうか?