その証拠にあっちの空は夏の雲じゃないか。ここは間違いなく夏と冬の境目でこの土手を上がれば、向こう側はきっと緑の草原が広がっているのだ・・・・・ 冬の初めには決まってそんな夢を見る。 そうして、結末もいつも同じ。 土手を越える為についた手の冷た…
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