今日の 風に吹かれて

その音は記憶に刻まれているから
聞こえなくても聞こえる・・・

[他]今日の 風に吹かれて(つづき)

学校の傍にはたいていポプラの木があったから、ごくごく当たり前のように生えている木だと思っていたが、そもそも北海道で植えられた本数自体少なかったかも知れない。



どっちにしろ、ずいぶんと見かけない木になった。


あの頃

風の音とはポプラの葉が騒ぐ音のことだった。



音に呼び止められてしばらく見上げていると、流れる雲のせいでポプラがこう、こっちに倒れてくるように見えて恐かったよ。