今日の雨竜沼湿原2

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やや風が強い霧の中、わりと何もかもびしょびしょ……

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緑一面の湿原を進むとエゾカンゾウの黄色い花が迎えてくれる。
薄明るい霧の中を一人歩く木道は「死後、初めに歩く道はかくもありや」という光景で、このまま進めば懐かしい人が手を振っていたり、先日亡くなったららが木道で香箱を組んで座っているのではないだろうかと思えてきて大変危うく、ぼんやり立ち止まってしまう。

しかし自分はまだ生きているのである。一歩踏み出せばやかましいクマ鈴が現世に引き戻してくれる。

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池沼も霧に溶け込む

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古くを知っている人によると本気で咲く時はまだまだこんなものじゃないそうだ。「もっと株が増えるはずで、来年か再来年のほうが多く咲くだろう」とのこと。
確証はないが道内旅行の予定に組み込んではいかがだろう?エゾカンゾウは7月中旬くらいからがピーク。

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湿原入口のテラスへ戻り、これから帰るという時に霧が晴れ出す。

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延長戦でしばし撮る。湿原の良さはこの不思議な明るい雰囲気。

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来年また登ろう。