2004-12-19 今日のよっぱらい工作論 その3 図画工作 素人(含む俺)が木材をまっすぐ切れない原因は、たいてい材料をきちんと固定できていないのと、肩、肘、手首を結ぶ線を意識しないから。判断の目安は体の力を抜いてスッとのこぎりを当てた時、材料に引いた線とのこぎりの刃が一致するかどうかのあたり。切り始めの数ストロークで微調整。線がずれるようなら体を傾けたり、腕で合わせるのではなく、立ち位置(つまり足)をずらして合わせる。 木に限らず、穴を開ける時は材料の下に捨て木を当てる。裏側が醜くなるのを防いだり、厄介なバリを削る手間が減る。 表面を研磨。 固定はそこらにあるものでいろいろ工夫をする。のこぎり作業を丁寧にすれば研磨にかかる時間は大幅に減る。前述のポイントをちゃんと押さえれば、それは必ず実現できる。工作に必要なのは「無我の境地でひたすら」ではない(なりがちだが)。「どうやったら簡単になるか」作業に入る前によく考える事。 研磨終わった。使ったペーパーは#100、#240、#400。 程々にとどめる。 中央のくぼみは彫刻刀で。 真鍮棒の断面にやすりがけ。やすりを持つ手の「肘と材料との高さの関係」に気づけばどんな角度に削るのもおもいのまま♪てことは水平に削りたければ肘と切削面の高さをそろえる。 「細かい材料」を削る時、「小さくて目の細かいやすり」を選びがちだが間違い。可能な限り大きく重くて目の粗いやすりを使う方が力がいらない上、早く正確に仕事が終わる。「大きくて入らない時・1ストロークで削りすぎてしまう時」初めて小さいやすりを考える。 今回、足の長さがそろっている事が重要なので、そういうところはきちんとやる。 リングのつなぎ目も今回はシビアにやって作品の緊張感を求める。 と言うように、作業の時間のかけどころは選ぶ。さもないと完成まで制作意欲がもたない。だから計画にもっとも時間をかける。 足をストレートにした分、クールすぎて寂しげな感じになりそうだったので下へ向かってちょっと広げ、数も増やした。& ベースの材木「パドック」の濃いめのオレンジのおかげで思った以上にかわいらしくなってしまった。 もうすぐ完成?いやいやパッケージも残ってる、道は険しい。